サラ金を安全性で比較

サラリーマン金融は、担保や保証人を設けなくても最短その日のうちに融資を受けられる気軽さから親しまれています。

しかしサラ金で気軽にお金が借りられる最大のポイントは、担保や保証人がいらない事でも申し込んだその日のうちに融資が受けられる事でもなく、サラ金の安全性が貸金業法の改正によって社会的に認められているからでしょう。

年50%を越えるような法外な金利で契約させられるかもしれない所や、返済が滞ると怖い目にあうかもしれない所でお金を借りる人というのはそうはいません。

現在のサラ金は貸金業法によって厳しく監査の目が行き届いているため法定金利や催促ルールがしっかり守られており、私たちは安心してサラ金の表示金利や契約書の内容を信じ、利用する事ができています。(>>>サラ金を使うのは比較してから!

ただし、中には貸金業法を守っていない悪徳金融機関も残念ながら一定数存在します。
ヤミ金二人組

サラ金会社の安全性についてのスペック一覧

プロミス

金利 年4.5~17.8%
グループ SMBCグループ
登録番号 関東財務局長(14)第00615号
日本貸金業協会会員 第000001号

プロミスは現在、SMBCグループの大手消費者金融です。日本貸金業協会会員の記念すべき第1号として、安心と信頼のキャッシングサービスを日々提供しています。

溝端淳平さん等が出演されているファミレスを舞台としたCMが、ここ数年シリーズ物で続いているのが印象的ですね。

アコム

金利 年3.0~18.0%
グループ 三菱UFJフィナンシャル・グループ
登録番号 関東財務局長(14)第00022号
日本貸金業協会会員 第000002号

アコムは現在、三菱UFJフィナンシャルグループの大手消費者金融です。プロミスに続いて、日本貸金業協会会員の第2号の貸金業者です。

高い審査通過率を有している消費者金融なので、会社員だけでなくパートやアルバイトの方にとっても心強い消費者金融です。

アイフル

アイフル

金利 年3.0~18.0%
グループ 単独経営
登録番号 近畿財務局長(13)第00218号
日本貸金業協会会員 第002228号

アイフルは銀行グループには属していませんが、長い歴史を持つ大手消費者金融です。印象的なCMでは、過去に「チワワ」が出演する内容で「どうする?アイフル」というスローガンが記憶に残っているという方は多いのではないでしょうか?

SMBCモビット

金利 年3.0~18.0%
グループ SMBCグループ
登録番号 関東財務局長(8)第01239号
日本貸金業協会会員 第002980号

SMBCモビットは現在、SMBCグループの大手消費者金融です。ここ数年で利用者が続々と増えてきており、2016年には「オリコン日本顧客満足度ランキング」のノンバンクカードローン部門で第1位を獲得した実績があります。

CMでは俳優の竹中直人さんが長年出演されており、人気・知名度ともに高い消費者金融です。

ノーローン

金利 年4.9~18.0%
グループ 新生銀行グループ
登録番号 関東財務局長(11)第01188号
日本貸金業協会会員 第002762号

ノーローンは新生銀行グループの消費者金融です。新生銀行といえば、現在では「レイク」が同行に吸収合併されて、現在では新生銀行カードローンレイクとしてキャッシングを提供しています。レイクのノウハウを同じグループで共有しているノーローンも、同じくらい信用して利用することができます。

悪徳サラ金について

通常サラ金や消費者金融といった個人向け融資金融機関は、その「地方自治体」の複数の県を跨る会社の場合だと業務を行うには「関東財務局」の発行する運営許可が必要になります。

いわば車の免許のようなもので、そのサラ金がきちんと貸金業法に則った経営を出来ているか審査し、通過する事で地方自治体や関東財務局はそのサラ金に運営許可を出します。

という事は、逆に言えばこの地方自治体や関東財務局から運営許可を得ていないサラ金というのは、貸金業法を遵守していない違法金融機関という事になります。

そして、こういった許可を得ずに貸金業務を行っている金融機関は残念ながら0ではありません。元より存在自体が違法な悪徳貸金業者は当然法定金利も守りませんし、場合によっては強引な催促や取立て行為に乗り出す可能性もあります。

もちろん見つかり次第そういった業者は摘発されるのですが、場所を変え名前を変え、彼等は今も運営を続けています。サラ金なら何処で借りてもよいというわけではなく、最低限貸金業法を遵守する真っ当なサラ金で借りる事が私たちには最重要です。

安全なサラ金の見極め

ヤミ金のイメージ
ただ悪徳サラ金も馬鹿ではないので、サラリーマン金融を利用した事がない初心者の方にはその見極めがしばしば難しい事もあります。見極め方法としては、まず前述のように公式HP等にちゃんと地方自治体や関東財務局による運営許可番号が掲載されているかどうかで判断できます。

また、「登録番号:関東財務局長(12)」といった具合にだいたいのHPでは掲載されているのですが、括弧の中の数は注目すると良いでしょう。これは「最初に登録してから12回営業資格を更新した」という意味なので、この数字が多ければ多いほど基本的には信頼できるサラ金という事になります。

逆に、関東財務局長(1)など極端に数字が若い会社の場合、最初の審査だけやり過ごしてあとは悪い事をしている可能性もあるので注意が必要です。

なお他に注目する点があるとすれば、商品スペックが「無利息」や「無審査」など、明らかに他の商品と比べ極端で不自然な商品情報を掲載しているところは、十中八九嘘なので注意が必要です。

どうしても悪徳サラ金か否かを見極めるのが難しいという初心者の方は、テレビCMや広告の中吊り広告などでよく見る超大手サラ金を利用すれば間違いありません。メディア露出が多いということはその分監査の目が行きやすいという事であり、また歴史のある大手というのは存在そのものが過去に問題らしい問題を起こさず今日まで運営と続けてこられた証明になっています。

少しでもサラ金からお金を借りる事自体に不安がある、あるいは絶対に悪徳金融機関とだけは契約したくないというのであれば、誰もが名前くらいは知っているような大手サラリーマン金融から選ぶと間違いないでしょう。

大手のサラ金は安全

CMや広告、そして市街のサラ金ビルなど、大手サラ金の露出はわかりやすくなっています。特にCMを放映しているところは、それだけ経営が安定している証拠でもあるので信用度も高いです。

またそういったサラ金の多くは、現在ではほとんどが銀行グループになりました。背景としては、2006年の貸金業法改正に伴って金利が変わり、過払い金請求が増えてサラ金の経営不振になった出来事があります。

「武富士」のように倒産したサラ金もあった中、残ったサラ金は銀行グループになってその地盤を固めました。ページ上部で紹介したサラ金で言うと、プロミスとSMBCモビットはSMBCグループの会社であり、アコムは三菱東京UFJ銀行、ノーローンは新生銀行のグループです。唯一アイフルだけは独自路線を貫いています。

銀行グループになったということは、問題を起こせばグループ全体の信用度が一気に失われることになるので、銀行グループのサラ金は極めて安全だと言えます。

サラ金の取り立てや催促の電話は本当にあるの?

正直に申し上げますと、今では取り立てや執拗な催促電話は法律で禁じられています。ドラマや創作で見たことがあるような、暴力団が自宅や勤務先まで取り立てにきたり、電話が鳴り止まない、なんてことはありません。

では返済が遅くなるとどのような対応をするのかというと、まずは電話が1本かかってくることが多いです。ただし取り立ての電話ではなく、利用者の状況確認をするための電話です。確認後に「期日を伸ばす」、「利息だけ払う」、「返済のみにしてもらう」等の対応を提案してくれます。

しかし親切な対応だからといって無視し続けるのはいけません。なぜなら信用情報に事故情報として記録されてしまうからです。

返済が遅れると催促状が送られてきますか?

申込時に利用明細をWeb受け取りにすることで、自宅へ郵送物が送られないようにすることができます。ただし、あまりにも遅れるようだと紙の督促状が送られてくることがあります。

パソコンとスマートフォンが普及したこともあって、大手のサラ金では利用明細を会員ページで管理できるようになっています。ペーパーレス化はこれからも進むので、ますますその傾向は進むことが推測されます。

返済を延滞したり踏み倒すのは絶対にやめましょう

マスクの女
サラ金からお金を借りることができるのは、毎月返済することを約束して審査に通ったからです。そのため、返済を延滞したり踏み倒せば後々自分に返ってきます。

それが信用情報です。金融機関との取引の記録はすべて個人信用情報機関に記録されており、一定期間は保管されます。ここに記録された情報はあらゆる金融機関が審査の際に照会するため、ここに「悪い情報」が記録されてしまうと後ろ髪を引かれます。

その悪い情報が記録される原因がまさしく返済の延滞です。1,2回程度の延滞なら大きな問題にはなりませんが、延滞が3か月以上続いたり頻繁に繰り返すようだと「事故情報」が残ります。

事故情報が一度記録されると、その時の借入残高が完済されてから5年以上経たないと消えません。重要なのは「完済されてから」という部分で、もし返済が長引くようならその後の人生にも大きく関わってくる問題になるのです。

返せないなら借りない

返済を延滞する一番の理由は「返せない金額を借りてしまう」ことです。まとまったお金が必要になると、だいたいの人は借りることばかり頭に浮かんでしまって、返すことをおろそかにしてしまいがちです。

「この金額を借りて毎月〇万円返済を続けると、毎月の利息はこれくらいで元金はこのペースで減っていくから、完済するのは○ヶ月後だ」ということもまともに調べないでお金を借りるのは、たとえ銀行の個人向け融資でも安全とは言えません。

急ぎで借りたとしても、予想外の出費をふまえて返済計画はいくつも想定しておくべきです。利息の計算や毎月の返済額は、サラ金のホームページに設置されている「返済シミュレーション」を利用すると簡単に計算することができます。

借りる前から「借りても返せないな」と思ったらサラ金を利用するべきではありません。そうなった時は、恥を忍んでご両親や親族、友人に頭を下げて助けてもらうほうがまだマシです。

まとめ

今回ご紹介したサラ金はどこも大手なので、お金を借りるにあたって安全であることは確かです。今やほとんどのサラ金は銀行グループになったので、下手に問題を起こせばグループ全体の信用問題になりかねません。

ただし、借りたお金を返せるかどうかは当事者の問題です。サラ金も経営するためには利益をあげなければいけないため、皆さんの毎月の返済には利息を払ってもらっています。

サラ金も審査で返済能力があるかどうかをある程度判別して利用者を選んではいますが、きちんと返済を続けられるかどうかは利用者次第です。借りても返せるかわからないようなときは、サラ金に頼らず身の回りの人たちに相談しましょう。